愚直にやれ。誇り高き百姓なのだから。
先代の口癖であったこの言葉は、昨今は時代遅れなのかもしれません。
しかし、ここ日本の地で、私たち百姓は、代々土地とともに生き、土とともに暮らしてきました。人様の口に入るもの、それを大切に誠実に一生懸命作るという精神は、これからの未来に私たちが守り伝えて行くべきものです。
増島農園は、百姓品質。
誇りを持ってきのこ作りをしています。
白あわび茸(えりんぎ)
当時ほとんど普及していなかったエリンギ。
当時初めて出会った時に感じた、力強い香りとあわびのような食感から、増島農園のエリンギは「白あわび茸」と名付けられました。現在、エリンギは多くの人に食べていただけるようになりました。
しかしやはり増島農園のキノコは「白あわび茸」。
当時のこりこりの食感は、今も変わらず生きています。
あたたかな食事のひとときに、テーブルの上に乗せられるその時までを思いながら、ひとつひとつ大切に育てています。
やなぎのこ(ヤナギマツタケ)
と香りにクセがなく非常に食べやすい、軸のぱきっとした食感を楽しむ茸です。食感は非常に独特で、個性がありお料理の優秀なアクセントになります。
カサが非常に茸らしい美しい茶色です。
お料理はさっぱりとした素材の食感を生かした料理におすすめです。
たもぎ茸
鮮やかな黄色が特徴的な茸、たもぎ茸。
香りが強くダシもよく出る茸で、少量でも大変強い個性を発揮します。
香りを生かした炊き込みご飯やスープ、崩してかき揚げなどに入れたり、シチューなどに向いている茸です。
火を通すと色が白く変化します。
きのこを作るということ。
農家は、食べ物を作っています。
たとえば、素材にこだわった料理人のキッチンの上や、お母さんが作るやさしいシチュー。
そしてそのあとにテーブルに乗せられて、お料理のお皿の上から誰かのおなかに入って行くわけです。
「食べる」ものを作っていることを忘れず、そうやって誰かの笑顔だったり大切な時間だったり、またさらには人の血や肉を作っているという、百姓としてのプライドがあるからこそ、こだわって作っているのです。
ですからできれば私たちが作っている茸がどこへ出されているのか知りたいですし、そういう気持ちを持って料理を作ってくれる料理人や、だれか大切な人に作っている人へ、大切に食べてくれる人へ届けることが出来れば、増島農園の名前を誰も知らなくても、ただおいしい茸だったねと言って頂ければ、それはとても嬉しいことだと思います。
ひとつひとつの茸を「食を大切に考えている人」の手に渡すことができれば、これ以上に嬉しいことはありません。
大切な人から大切な人へ。
その最後の瞬間までを思い、創業から少しずつ少しずつこだわりを重ねて、今の増島農園があります。
そしてその思いはこの先も変わることはありません。
私たちは、茸農家です。
有限会社 増島農園
〒410-2124 静岡県伊豆の国市原木932
お問い合わせ
※オンラインショップはございません。ご購入希望のお客様は個別にお問い合わせください。
MEDIA
- 「伊豆食べる新聞」2019年秋号「特集 白あわび茸」
- 第一テレビ「まるごと」2019年8月27日放送
- 静岡新聞「ソノ仕事 コノ絶景」(2019年1月21日掲載)
- WEBマガジンJUU 創刊号 「幻のきのこコプリーヌと、キノコ百姓。」
- BE-PAL 2014年10月号「まぼろしのキノコ料理」
- フジテレビ「ぶらぶらサタデー」 幻の茸 白あわび茸(2014年10月放送)
- 月刊食堂 2013年11月号「食の体験とストーリー」
- monoaru vol.5 巻頭特集「色のいろいろ」白 コプリーヌと白あわび茸
- 静岡朝日テレビ「とびっきり静岡」伊豆の国市のオンリーワンを求めて
- BSフジ「辰巳豚郎のワイン番組」 第110回「コプリーヌとライムのコルツェッティ」
- NEXCO中日本 N DRIVE「ていねいを探すしずおかの旅 ふじの春待ち鍋」
- ANA Cargo 「Seize the Asia~アジアンマーケットをこの手に~」 香港FOOD EXPO2013
http://www.anacargo.jp/ja/int/movie/ - テレビ東京「厳選いい宿」 伊豆高原 LUCE様(2013年3月23日放送)
- しずふぁん「増島農園」